August 01, 2006

百人町給水塔の最後

新宿区百人町3丁目にある給水塔が解体されると聞いて、あわてて出かけてきた。

蔦がからまる六角形の塔は、新しい街の景色に愁いを帯びた姿で立ちはだかっていた。建設されたのは昭和23年、山手線沿いにある相方とともに地域への給水を担っていた。

つい5~6年前まで現役だったそうだが、冬暖かく夏には冷たく、まろやかな美味しい水であったということ。水道料金も、現在に比べると格安であったらしい。

内部はすでに一部解体が始まり、鉄管は真っ赤に錆びついている。

跡地は緑地として確保されるらしいが、敷地内には蔦だけでなく桜などの緑もあったのに。今は根元から太い幹を切断され枯れ果てた蔦も、往時は緑をたたえ秋の紅葉はそれは美しかったらしい。

古い建物をいとも簡単に破壊する。すでに変わり果てた街並みに、最後まで抵抗していたシンボルがもうすぐなくなる。

Img_0006_2百人町三丁目第一給水塔

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July 30, 2006

サラブレッドのいる風景

 早朝の世田谷区上用賀。午前8時半を過ぎると、馬事公苑から馬が次々に出てくる。

 上用賀の交差点で信号待ちするサラブレッドたち。そばを人が、自転車が、車が行き交う。昔から見られる風景なのだが、じつはこれ、東京農大の馬術部の馬たちが馬事公苑で運動をして馬房へと戻っていくところ。

 現在18頭が、毎朝公苑から大学まで約200mのこの行進に参加しているとのこと。大学と付属高校の生徒たちが熱心に世話をする可愛いサラブレッドたち。手入れの行き届いたその体、研ぎ澄まされた筋肉と艶光りする毛並みが美しい。

 どこよりもサラブレッドを身近に感じられる、世田谷ならではの風景である。

Img_0009_2馬も信号待ち

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July 10, 2006

大森にて

古い街並みが少なくなって、

懐かしい風景を探してふらふらと歩きだすことがある。


土曜日に、相談に伺ったJR大森駅界隈。

駅前はずいぶん昔に開発され、駅ビルとロータリーと商業ビルが立ち並ぶ。

その一画に、今でもこんな建物が残る。

昭和を感じさせる水色タイル貼りの壁のクリーニング屋。

駅ビルと、このクリーニング屋の建物と、どちらを美しいと感じるか。いとおしいと感じるか。


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July 02, 2006

夕涼み、古本

夕涼み、古本

午後から事務所で見積りと図面に取り掛かる。サッカーで時差ボケの頭は、パソコンのモニターの中をぼんやりと泳ぐばかり。
見上げると、雨があがって夏の空が見える。
気分転換に下駄をツッカケ街にでる。
日曜の日暮れ前のいっとき。夏服に装いをかえた女性が通り過ぎる。道行く人にも、つかの間の平安と幸福の表情がみえる。
話し声、笑い声。

たけしブルーに染まりかけた夏空。
いつもの古書店に立ち寄る。

阿佐田哲也「東一局五十二本場」 300円
東野圭吾「容疑者Xの献身」 840円
関谷透「帰宅拒否」 420円
大野裕「うつを治す」 310円
北欧スタイル~フィン・ユールのすべて~ 310 円

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June 16, 2006

高齢者への不法行為責任で25歳女性に780万円の賠償命令

今朝の朝日新聞社会面。

04年世田谷区下北沢の交差点で友人といっしょに歩いていた当時25歳の女性が、道路脇の店に気を取られ91歳の女性に衝突。91歳の女性は転倒し、右足骨折の重傷を負い、歩行障害が残った。

この事故に対し、東京地裁は25歳の女性に約780万円の損害賠償の支払いを命じた。

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June 12, 2006

松蔭神社の松下村塾

世田谷松蔭神社にある「松下(しょうか)村塾」。幕末、吉田松陰が講義した私塾で、全国に模築されたものがいくつかあり、ここもそのひとつ。

明治新政府に関わる人材を多く産出したことでも知られる。伊藤博文をはじめ、久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿、山県有朋、前原一誠、品川弥二郎、山田顕義など、そうそうたる卒業生である。

付近をうろうろすることはたびたびありながら、はじめて訪問。初吉田松陰の墓にお参り。おみくじは「大吉」!
Img_0009_18畳の松下村塾

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June 10, 2006

石積みの擁壁

世田谷界隈を歩いていると、石積みの擁壁を見ることができます。

今は採取が禁止されているようですが、ある時期、多摩川の自然石がまちづくりに利用されました。

自然素材で、もちろん環境にもやさしい素材です。なにより工業製品にはない味わいがあります。

写真は、羽根木公園の擁壁。石の間に、ケヤキの大木の足元に小さなケヤキが芽吹いていました。

Img_0002_2丸い石の表情が素敵です
Img_0006見上げると大木がありました

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June 02, 2006

町田駅周辺の風景⑬

中心街に自転車預り所の看板。表通りから少し入って、古い民家が数件残る一角。

Img_0005_1

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April 25, 2006

都会に住むということ

都会に住むメリットとデメリット。

年齢を重ねるとデメリットのほうを強く感じるようになる。

それでも、都会に住むことの良さはいくつかあって、そのひとつが古書店。

郊外には少なく、あっても本の流通が限られているから良い本が少ない。

事務所のある経堂界隈には昔ながらの古本屋があって、週に2~3回は顔を出す。

そのひとつが、植草甚一が足しげく通ったという遠藤書店

今日も駅からの帰りに農大通り支店に寄り道して、3冊を購入。

 ○東山魁夷「風景との対話」新潮選書
 ○シュタイナー、西川隆範訳「病気と治療」イザラ書房
 ○斉藤一人「斉藤一人の絶対成功する千回の法則」講談社

いつも、一般書店には並ばないような本との出会いはやっぱり都会暮らしの醍醐味。

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April 19, 2006

下北沢駅前食品市場

 下北沢駅周辺地区では、小田急線の連続立体交差事業にあわせて総合的な(!)まちづくり計画が進んでいる。

 まぁ、日本中どこにでも同じような駅前広場を、ここ下北沢でも造りたいようなのだが、影響で絶滅の危機に瀕している風景がある。

 それは、駅南口出口に隣接する下北沢駅前食品市場。戦後闇市としてスタートし、近隣の農家の開く市は沿線町田方面からの買い物客で賑わったという。

 好き勝手に増殖したアーケード街は、もうかなり老朽化が進み営業している店も少ない。歴史を知らない若者たちが、素通りしていく場所。

 私にとっては、いつまでも記憶の奥にしまっておきたい風景である。

Img_0077サミット4階からの眺め
Img_0056左のトタンの向こう側は、小田急線の上りホーム


 

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